主催:公益財団法人 ミズノスポーツ振興財団
選考:ミズノ スポーツライター賞選考委員会
■2017年度 第28回 ミズノスポーツライター賞
募集、終了しました。
[ 主 旨 ]
現在の新聞ジャーナリズムをみると、事実の究明と解説と評論に力を注ぐべきところ、残念ながらその多くは単なる発表媒体としての機能しか果たしていない憾みがあります。ジャーナリズムの使命は問題を発見してその核心に迫り、真実を知りたいという読者の真摯な要求に応えることにあるはずです。新聞離れや活字離れということが言われていますが、ジャーナリズムが新鮮な情報の発掘と真実の解明という使命を忘れ、権力や財力を持つものに都合の良い情報を垂れ流すようになるとすれば、読者が離れていくのは当然です。スポーツ・ジャーナリズムにおいても事態は同様です。スポーツの果たす役割を問い直し、それを土台に何を探り何を伝えるのか、その存在意義が問われています。
スポーツ・ジャーナリズムにおいて、報道性(記録性)、娯楽性、批評性は、欠くことのできない3本の柱です。スポーツ・ジャーナリズムは、この3者を踏まえることによってはじめて、スポーツの振興とスポーツ文化の向上に大きな貢献を果たすことができるのです。
2017年度で28回目を迎える「ミズノ スポーツライター賞」は、わが国のすぐれたスポーツライターの業績を顕彰する唯一の賞として、その価値と使命がますます大きなものとなっています。
本年も21世紀のスポーツ界とスポーツ文化の大いなる発展と深化に寄与することを目的として、スポーツ・ノンフィクションに関する優秀な作品を広く公募いたします。
[ 対象領域 ]
【2017年1月1日〜12月31日】に発行・出版・発表されたもので、主として新聞・雑誌・単行本等に掲載された個人もしくはグループで書かれたスポーツ報道、スポーツ評論、スポーツノンフィクション、など。ただし、インターネット上のウエブサイトなどで発表されたもの、社内報や広報誌等一般に販売されていないもの、一般の者が入手不可能な機関誌的なもの、翻訳書や専門学術書・誌、研究紀要等に掲載されたいわゆる学術論文はこの対象からは除く。
[ 表彰内容 ]
★最優秀作品 1本 (トロフィー / 賞金100万円)
☆優秀作品 2本 (トロフィー / 賞金 50万円)
[選考委員]
委員長 | 河野 通和 | (株)ほぼ日「ほぼ日の学校長」、『中央公論』『婦人公論』『考える人』元編集長 |
委 員 | 上治 丈太郎 | (公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会参与 |
杉山 茂 | スポーツプロデューサー/元NHKスポーツ報道センター長 | |
ヨーコ ゼッタ-ランド | (公財)日本体育協会常務理事/スポーツキャスター | |
高橋 三千綱 | 芥川賞作家 | |
水野 英人 | (公財)ミズノスポーツ振興財団副会長 |
※敬称略・順不同
[ 応募要領 ]
作品の主旨および筆者名(担当記者)あるいは担当班とそのメンバー名、連絡先を記載の上、新聞・雑誌は作品の原紙1部+コピー3セット(A4サイズ/必要に応じて他サイズも可)、書籍は3冊を同封の上、お送り下さい。応募に際しご不明な点がございましたら選考事務局までお問合せください。
※郵送等、直接の持ち込み以外の方法で応募のこと。
●締め切り(消印有効):2018年1月12日(金)
●発 表 :2017年3月6日(火)・・・予定
●表彰式 :2017年4月24日(火)・・・予定
【お問い合せ先・送付先】
「ミズノ スポーツライター賞」選考事務局
〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-16-17 代々木フラット401 スポーツデザイン研究所内
TEL:03(3377)4858 / FAX:03(3377)5028
お問合せメール:こちら
■2016年度第27回 受賞作品
■最優秀賞(トロフィー、副賞100万円)
ベルリンの奇跡 日本サッカー煌きの一瞬
竹之内 響介(たけのうち こうすけ)(発行:東京新聞出版局)
■優秀賞(トロフィー / 賞金 50万円)
一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート (角川書店単行本)
上原 善広(うえはら よしひろ)(発行:角川書店)
●詳しくはこちらをご覧ください-受賞作品集 :http://sportsnetwork.co.jp/mizuno/mizuno.html