主催：公益財団法人 ミズノスポーツ振興財団　
選考：ミズノ スポーツライター賞選考委員会

■2021年度　第32回　ミズノスポーツライター賞
募集

［ 主　旨 ］

　いま、私たちの社会は１９００年代初頭に世界的流行を引き起こした、スペイン風邪以来の感染症・新型コロナウィルスによって、あらゆる社会機能がマヒし、人々の暮らしと命が深刻な状況に至っています。
その影響を大きく受けたのが、児童・生徒、学生たちが集う教育現場で、恒例の学校行事、課外活動は次々と中止・停止に追い込まれました。特に、スポーツ大会と文化活動の延期と中止は、そのプログラムが持つ教育的、文化的、社会的、価値と重要性をあらためて認識させ、その立て直しは喫緊の課題となりました。

　さて、スポーツをテーマに「書く」という行為は、スポーツの世界にだけ視えるものに迫るではなく、社会で起きるさまざまな事象を多角的に捉えながら、その多様な価値を人々に伝えることが大切だと考えます。また、スポーツジャーナリズムには、客観的な報道性と正確な記録性に併せ、体制と時流に迎合しない的確な批評性が必要と考えます。そして、その視点から放たれる言葉と文字こそが、スポーツが文化として現在と未来の価値創造にあらためて寄与すると確信するものです。

　今年度で創設３２周年を迎える「ミズノスポーツライター賞」は、「スポーツを通して社会を照らす」スポーツライターの業績を顕彰する賞として、その使命はいよいよ大きなものとなってきています。本年も２１世紀のスポーツ界とスポーツ文化のさらなる発展に寄与することを目的として、スポーツ報道とスポーツ・ノンフィクションに関する優秀な作品を広く公募いたします。

［ 対象領域 ］
【2021年1月1日～12月31日】に発行・出版・発表されたもので、主として新聞・雑誌・単行本等に掲載された個人もしくはグループで書かれたスポーツ報道、スポーツ評論、スポーツ・ノンフィクション、など。ただし、インターネット上のウエブサイトなどで発表されたもの、社内報や広報誌等一般に販売されていないもの、一般の者が入手不可能な機関誌的なもの、翻訳書や専門学術書・誌、研究紀要等に掲載されたいわゆる学術論文はこの対象からは除く。

［ 表彰内容 ］
★最優秀作品　1本　（トロフィー ／ 賞金１００万円）
☆優秀作品　　2本　（トロフィー ／ 賞金　５０万円）

［選考委員］

　　　　　　　

委員長	河野　通和	（株）ほぼ日「ほぼ日の学校長」、『中央公論』『婦人公論』『考える人』元編集長
委　員	上治　丈太郎	（公財）東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会参与
	杉山　茂	スポーツプロデューサー／元NHKスポーツ報道センター長
	ヨーコ　 ゼッタ－ランド	（公財）日本スポーツ協会常務理事／スポーツキャスター
	水野　英人	（公財）ミズノスポーツ振興財団副会長

※敬称略・順不同

［ 応募要領 ］
　作品の主旨および筆者名（担当記者）あるいは担当班とそのメンバー名、連絡先を記載の上、新聞・雑誌は作品の原紙1部＋コピー3セット（A4サイズ／必要に応じて他サイズも可）、書籍は3冊を同封の上、お送り下さい。応募に際しご不明な点がございましたら選考事務局までお問合せください。
※郵送等、直接の持ち込み以外の方法で応募のこと。
※公益財団法人 ミズノスポーツ振興財団の募集要項を優先します。
●締め切り（必着）：2022年1月7日（金）
●発　表 ：2022年3月11日（金）・・・予定
●表彰式 ：2022年4月20日（水）・・・予定

【お問い合せ先・送付先】
「ミズノ スポーツライター賞」選考事務局
〒151-0053　東京都渋谷区代々木2-16-17　代々木フラット401　スポーツデザイン研究所内
ＴＥＬ：03（3377）4858　／　ＦＡＸ：03（3377）5028
お問合せメール：こちら

＜2020年度第31回＞ ＊新型コロナウィルス感染拡大により見送り

第３０回／２０１９年度

■最優秀賞　（トロフィー、副賞１００万円）

　『国境を越えたスクラム』－ラグビー日本代表になった外国人選手たち―

　国境を越えたスクラム-ラグビー日本代表になった外国人選手たち (単行本)

　　山川 徹（やまかわ とおる）（発行：中央公論社）

■優秀賞　（トロフィー、副賞５０万円）

　『那須雪崩事故の真相』－銀嶺の破断－

　那須雪崩事故の真相 銀嶺の破断

　　阿部 幹雄（あべ みきお）（発行：山と渓谷社）