10月1日、公式戦を終了した大リーグは、2006年シーズンを新記録のファン動員で終了。今季は、7604万3902人。昨年を上回る、3年連続のベスト記録。 特にヤンキースは、424万8067人のチーム新記録。2年連続、400万人突破は、史上2チーム目になる。 バド・セリグ・コミッショナーは、すぐ、感謝の声明を発表。
「全米の30球団各都市の、ファンの暖かい応援に、心から感謝致します。ペナント・レースは、最終日まで熱い戦いを繰り広げ、交流試合、ワイルドカードの熱戦で、最後まで期待を掛けたシーズンは、歴史に残る」。年間300万人動員突破は、8球団(ナ6、ア2)。200万人以上になると、24球団にもなる。 これだけの盛況になったのは、大リーグの入場者発表の変化が大きい。5年前から「チケットの発売枚数を入場者、とカウントする」ことになり「ソールドアウト、と言っても、空席が多いではないか」と、首をかしげる試合も少なくない。実数と、チケットの発売とは一致していない。 しかし、それでも日本のプロ野球より、数段上の動員力だ。
日本では、ようやく入場者実数を公表。今季は日本ハムの増加が目立つが、かつて、300万動員、と宣伝していた巨人の落ち込みは激しい。 大リーグ・プレーオフ出場球団は、閉幕翌日、すぐに「ラリー・マンデー」のファン感謝デー。久々のタイガースは、ホーム球場で、ホットドッグ、ピザが各1j(約120円)の廉価販売。無料のタオルを配り、往年のタイガー・スターのサイン会も開き、1年間の応援を感謝した。 ファンの期待にすぐ応える、サービスの迅速さ。新記録の動員は、企業努力なくして得られない、のだ。 |