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2004アテネパラリンピック競技大会
車椅子バスケットボール
女子 日本×ドイツ
添田智恵

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【角田麻子】メダルへの道が消えた、車いすバスケットボール女子(アテネ発)




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メダルへの道が消えた、車いすバスケットボール女子
(角田 麻子/スポーツライター)

 シドニー大会で銅メダルに輝いた車いすバスケットボール女子が、決勝トーナメント1回戦でアメリカに大敗、メダルへの道が消えた。
 
 第1クォーターの5分過ぎまでは6対6で、このまま拮抗した試合が続くかと思われた。しかし、第1クォーター終了時にはすでに21対8の大差。第2クォーターの時点まではシュート数やリバウンド獲得数はアメリカと差がないにも関わらず、シュート成功率が日本の20%台に対し、アメリカは60%台をキープするなど確実に決めてきて、44対14というダブルスコア以上の差にまで広がっていた。
 
 日本のシュートの成功率の低さは、攻めあぐねてミドルシュートをうたされているということもあったのだが、さらに第3クォーターになるとシュート数自体も減ってきて、ディフェンス・オフェンスともにリバウンドも拾われるなど、日本は4点しか奪うことができずに60対18に。
 
 こうして常に1桁代しか得点を奪えずにいたのが、第4クォーターではアメリカが選手を入れ替えてきたこともあり、ようやく相手の獲得点をうわまわったものの、70対33の惨敗で終わった。

 前回の大会経験者を中心に、若手を混ぜて臨んだ今大会。銅メダルの喜びと悔しさを知っているだけに、なんとかくらいつきたかったところだが、選手自身も不完全燃焼のまま、「プロ選手」として国内でプレーするアメリカを筆頭に、世界との差を見せつけられる大会となった。

 参加国の中でも選手の平均年齢の高い日本代表は、今後若手選手の育成が課題になる。5位6位決定戦のオランダ戦も厳しい戦いになるが、そうした次の世代の選手を育てるためにも、少しでも上の成績をつかんで帰りたい。
                           (アテネ発)

 



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